トレードの成功のための動機付け

トレードを始める人は、誰しもお金を求めています。小遣いか生活費か、あるいは一発狙いか、求める富の大小は人それぞれですが、富を得ようという「動機」でトレードしています。

さて、この富のほか、名声や地位などを目的とした動機は、「外発的動機づけ」といわれています。一方、意義ややりがい、真理探究などのために物事に取り組む人は「内発的動機づけ」によって動いています。

では、成功する人はどちらの動機づけで動いているのでしょう。

「内発的動機づけ」が勝る

2014年11月号のクーリエ・ジャポンにイェール大学の研究チームの結果が掲載されていました。

イェール大学などの研究チームが、米陸軍士官学校の士官候補生1万1,320名の入学志望動機を調べた。「将来、良い職に就きたい」という外発的動機づけで入学した候補生も、「陸軍のリーダーになる訓練を積みたい」という内発的動機づけを持つ者もいた。さらに調査の結果、意外なことが明らかになった。両方の動機づけを持った候補生は、強い内発的動機づけしかない候補生に比べ、卒業できない人が多く、昇進も遅れ、陸軍に入って5年以内に離職するケースが多かったのだ。

これは現象はトレードにも当てはまりそうです。

「規律を身につけたい」という動機づけ

トレードで一番重要なことは「規律」を守ることです。規律を守ることによって、自分をコントロールできます。そうすればオーバートレードやギャンブル・トレードから資産を守ることができます。

お金を儲けようという動機づけでトレードに臨めば、数回の負けが続いた後、損失を一気に取り返そうとレバレッジを上げるような冷静さに欠いたトレードを行ってしまうでしょう。

一方、「規律を身につけたい」という動機でトレードに臨めば、冷静さを維持し、結果的に金銭的な利益も大きくなると思います。

10pipsトレードを初めてから、このことを強く感じます。スイングトレードを行っているときは、僕は損益やpipsを意識しがちですが、「トレード戦略」に従ってトレードすること、規律を守ることを常に意識しています。誤ったトレードを踏みとどまり、自分をコントロールするように常に意識させます。

もちろん、トレードはお金を得るための行動ですから、外発的動機づけを完全に消し去ることは難しいですが、「規律を身につけたい」「トレードを上手くなりたい」という内発的動機づけに基づいてトレードするように努めることは大切かもしれません。

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