相場状況を把握する具体的な方法!


相場状況って、そもそもなんですの?

相場状況とは、その名の通り相場がどんな状況(状態)にあるかの事でその状況を値動きの特徴や、インジケーターの法則などを駆使して把握する事が《相場状況の把握》という事です!

相場には、大きく分けて2つの状況があるのでまずはこの2つをしっかりと覚えていきましょう。

1つ目は通貨ペアの力関係が、どちらか一方に傾き「上がりやすい」または「下がりやすい」といった状況のトレンド相場です。

2つ目はトレンド相場とは反対に、通貨ペアの力関係が持ち合い方向性がない状況のレンジ(持ち合い)相場です。

通貨も身の回りの物価などと同じで基本的に買いたい人(需要)が増えて、売りたい人(供給)を上回れば価格は上がっていき逆に売りたい人が増えて、買いたい人を上回れば下がっていきます。

トレンド相場は1つの通貨を買いたい、または売りたい人がたくさんいるので天秤が一方に傾き、更にその値動きに乗って利益をあげようとする傾向が強くなり、相場はどんどん高値や安値を更新していきます。

反対にレンジ相場では、買いたい人も売りたい人も同じくらいで天秤が釣り合っているような状態ですので、値動きは方向性がはっきりせず、高値・安値を更新しないで、ある一定の価格帯を上がったり下がったりするのです。

ほんで相場状況は、なぜFXで重要なの?

なぜトレンド・レンジといった相場状況を把握する事が重要なのかというとそもそも相場状況を正しく把握していないと、相場の流れから仕掛けるべき方向性が見えていない見当違いのトレードをしてしまう可能性が高いからです。

これは天気に例えると分かりやすいかもしれません。「雨が降りそう」とか「晴れて暑くなりそう」いうことが分かっていれば、傘を用意したり、薄着を着たりすることができますね。

天気の状況が何も分かっていないと、快晴の時に傘を持って行ってしまったり、寒いのに薄着になってしまいます。

FXも同じで、まずは相場状況が分かっていないとその状況に合わせた的確なトレードができないというわけです!

例えば、相場が明確な「トレンド相場」であれば、その方向に合わせた順張りトレードをしていけば利益を上げられる可能性は高くなりトレンドの流れに逆らわない分、リスクも小さくする事ができます。

しかし、トレンド方向とは反対方向にポジションを建ててしまうと流れに逆らうことになり、損をしてしまうリスクが跳ね上がります!

極端な話トレンド相場では「みんなが買うなら私も買う!」といった感じで流れにくっ付いていけばいいのです。

しかし、相場状況が「レンジ相場」だと投資家たちも「いったいどこで買ったらいいの?売ったらいいの?」と、迷ってしまいがちなので順張りトレードがしにくくなります。

では、どういったトレードが適切かというと、レンジ相場では過去の値動きが注目され易くなり「今回もここより上がらないだろ・下がらないだろ」といった感じで過去の高値圏・安値圏から反発することが多くなります。

ですので、過去に越えられなかったラインまで上がったところで売ったり、下がったところで買うといった逆張りトレードをするチャンスになるのです。

以上のことから、今の相場がトレンドなのか?レンジなのか?という相場状況の把握ができていないとそもそも「順張りすべきか・逆張りすべきか」というトレードにおける根本的な判断がつかないのが、おわかりいただけたかと思います。

自分がFXを始めたばかりの頃は、こうした相場状況をちゃんと見ずにトレンド相場の逆張りや、レンジ相場の反発ポイントで順張りして勢いよく損失を出してしまったり利益も伸び悩んでいました。

しかし、この相場状況の把握をしたことによってそもそもの間違いを正すことができて、成績も大きく改善されていったのです。

相場状況が分からなければ、手法をいくら学習しても十分に活かすこともできませんし、そもそもFXは、相場の方向性と自分の見立てがマッチしていればあれこれ難しく考えずとも、利益を残すことは可能だと思います。

「相場状況の把握を真に極めることはFXを極める事と同じ」と言っても過言ではないですね!

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